付属技能専門校でイチから学べる
左官はモルタルや土などの材料を使い、コテで建築物の床や壁を塗り固め、きれいに仕上げていく仕事です。建築物の壁を塗る仕事が多いですが、基礎となる床をコンクリートで打設して、コテで押さえて仕上げることもあります。
僕は工業高校の建築系出身で、就職にあたっては現場監督や型枠大工などの進路も検討しました。最終的にイスルギに入社を決めたのは、イスルギがコテを使って建物を作り上げる職人集団で、会社にはキャリアのある職人がたくさん在籍し、自分の手に職がつくことが一番魅力的だったからです。高校生向けの職場体験で壁を塗ってみて、「この仕事、いいな」と思ったことも決め手となりました。
イスルギでは入社して1カ月間は付属技能専門校で現場での安全確認方法から実技・施工法・仕上げ・材料など、職人が知っておくべきことをしっかりと学習します。実技だけでなく、教科書を使った授業もあります。
分からないことがあっても、先生が基礎から一生懸命教えてくれるので、経験がまったくなくても大丈夫です。その後、現場に出た後も週1回技能専門校に通い、現場で分からなかったことを教えてもらいます。
現場に出てからは付属技能専門校で学んだことを生かし、自分のできることを少しずつ増やしていきます。僕は現場の先輩のなかから先生を見つけ、その技術をまねて自分の腕を磨くことを心がけています。
イスルギはコミュニケーションを大切にしている会社なので、現場はとても明るい雰囲気です。仕事中、分からないことがあったら先輩たちが教えてくれ、とても仕事しやすい環境です。
部活のような職場の雰囲気
仕事では朝が早かったり、重い材料を3階に運んだりして大変なこともあります。けれどそんな時は先輩と「あと何本」と声を掛け合いながら頑張っています。まるで部活動のような明るい雰囲気なんです。
仕事では自分が仕上げたところが自分の目にどう映るかが楽しみです。先輩と同じ作業をしているのに、先輩よりも作業が遅いと悔しくなります。自分ではまだまだだと思うので、これからもっと頑張っていきたいと思います。いつの日か、イスルギがこれまで手掛けた金沢城や姫路城のような城の修復に僕も携わりたいですね。
ある1日の流れ
7:30
出社
寮に集合。スマホで出勤打刻し、各現場へ車で出発
8:00
準備・朝礼
現場で道具の荷下ろし。朝礼で作業内容を確認
8:15
吹き付け
吹き付け作業で下地を仕上げる
10:00
休憩
12:00
昼食
コンビニのガッツリ弁当系で腹ごしらえ
13:00
モルタル塗り
床の仕上げ。勾配をつけたりする
15:00
休憩
17:00
作業終了
17:30頃に寮に到着。明日の準備をしてスマホで退勤打刻し、帰宅